知恵の館の理念



@情報が簡単に手に入る現代は、進化した個人塾の時代です

 大手塾の中身を知っている人は、自分の子供をそこに入れようとは思いません。
 何故ででしょうか?
 それは殆どが無駄な勉強をさせていることを知っているからです。

今回のゆとり教育の失敗は、文部科学省が脱中心化宣言をしたが、それがうまく機能しなかったことを意味します。つまり、それぞれの地域や学校で個人の勉強は行なって欲しいということだったのですが、学校だけではどうしても不十分で、その不十分なところは家庭で補っていかなくてはならないということなのです。それは、小学校も中学校もその生徒の学力に関しては責任を持ちたくても自ずと限界があるというのが現状だからです。  
しかし、家庭で勉強をみるにしても色々な制約があり、結局、既存の大手塾などに入れるしかありませんが、その方法は30年来変わらない旧態依然としたやり方で、算数は、中学に進めば数学で解けるはずの問題を無理に方程式を使わずに解かせる為に、かなり難しい解き方をしなくてはならず、入試問題にも実際は、殆ど必要の無いような解き方(連立方程式で解けば簡単)を模擬テスト等に出し、その学習の負担は家庭に押し付けられ、親子とも身も心も憔悴してしまい、毎週のテストの為に家庭崩壊寸前になるのが当たり前のようになってしまいます。勿論、頭のトレーニングとしては算数のものの考え方も充分必要なのですが、問題を解いていく知恵として思考されるべきではないでしょうか。  
しかし、今の大手塾のシステムは変えようも無く、とんち問題をただの当てはめで早く解けることがあたかも大切なことかのように思い込まされますが、このことにより、逆にカンやセンスを鈍らせる事にもなりかねず、論理的な物事を思考する能力も身につかないのです。元々、受験用の問題集に出てくる難しい問題は過去に入試に出された難問・奇問でそれをパターン化して解法の知識としてしまっているもので、同じ問題を出題するようなことがあるはずがありませんし、そのようなパターンを覚えているだけでは思考力は育ちません。勉強が単なる知識の詰め込みになってしまっては意味が無いのです。さらに経営の合理化により大手進学塾ではベテランの講師は殆ど解雇し、経験の浅い講師がマニュアルに書いてある解法のまま教えているだけで、勿論、質問などできないのが現状です。親子共々、ただ解らないという敗北感と挫折感と焦燥感が残るだけです。ですが、入試問題を見ると、そんなに難問ばかり出ているわけでは無いことが判ります。詰め込みだけではない本当の思考力を試される問題が近年増えています。答えをただ出すだけでなく、思考の過程を重視する問題も増えています。  
だから、従来の受験中心の進学塾型勉強方法やテストを中心にしたカリキュラムやテキストによる指導方法は、教える側の効率のみを重視した、実は学習者にとっては大変効率が悪く、精神衛生上も大変よくない勉強方法なのです。  

従って、膨大な時間と労力を無駄なこと(頭を硬くするため)に費やすのはあらゆる意味で子供の可能性を潰すことになってしまいます。また、自立心も育ちません。  

だが、今までその無駄な勉強中心の大手塾に入塾させるのが主流だったのは情報がなかったからです。  

現代はネット革命により、個人が様々な情報を簡単に得ることができるようになりました。だからこそ、まさに進化した個人塾の時代が到来した(量から質への転換)と言えるのです。従ってこれからは、工業社会的な旧態依然とした大手塾は、急速に前世紀の遺物となっていきます。
 
今日、行政、経済のみならず、学校、教育など子供達を取り巻く社会も21世紀型の構造改革の必要性に迫られています。当然、学習塾も今までのようなマスプロ的なやり方ではダメなのです。現在、個別指導塾が繁栄しているのもそのためだと思いますが、チェーン化された大手個別指導塾は講師の質に問題があります。(大手塾で力がなくて無用物となった存在がベテラン講師などと言っている場合がままあるということです)力のある講師は個人的に次々と指導の依頼がありますから、大手個別指導塾に所属する必要はないのです。私もかなりの生徒さんを口コミのご紹介によりお預かりしてきました。もし、通塾時間の問題などで当スクールに通うのが困難な方は、是非、お近くで魅力ある個人塾をお探しください。その場合、選ぶポイントとして、単科しか教えられない個人塾や授業料が高すぎるところは、避けたほうが良いでしょう。それは講師に総合的な学力が不足していたり、教育に対しての傲慢な態度から怠慢になっている場合があるからです。また、塾長が政治家と結びついて偽善者ぶっている場合などは、全く論外の極みです。 それは人の弱みにつけこみ、教育を食い物にしている以外に他ならないからです。

 
当スクールは、子供達に合理的に学ぶということはどういうことかを知ってもらい、真の意味での勉強の楽しさを実感させながら、全教科を通じて思考力を磨ける場所を提供致します。

A真の学力とは


最近、数学の授業で生徒に最も要求されていることが、国語力であるということには驚かされます。英語などはもっと顕著で、日本語の問題でつまづく場合が非常に多いのです。英会話や文法をいくら学んでも、表現する中身がなければ何の役にも立ちません。思考は言語の発達によって生まれるのです。、
ところが、受験勉強の国語はいかに内容を読まずに記号問題や書き抜き問題を解くかという技術ばかりに力が入れられます。確かに読解の技術は必要です。でも、それだけでは、仮に得点できたとしても内容は把握されておらず、真の国語力はついていきません。また、作文に関しては自由に書きなさいとか、日記をつけなさいとか、書き方も教えずただ押し付けることが、単なる作文嫌いや国語嫌いを作ってしまっていることは案外気づかれていません。書く内容が頭の中に生まれてこなければ文章なんて書けるはずがないし、書く意欲も湧いてきません。  

だから、当スクールでは文章や問題点の主旨をしっかり理解し、それに対し、自分の考えを正確に記述、発言できる能力を養えるようにします。また、その上で必要な知識を身に付け、基礎学力を生かして、創造的な思考ができるように致します。
そして、次のような力を身に付けることを目的として授業を行っています。

●情報や知識を集め、分析・統合する力
●人々の知恵を集め、新たな知恵を生み出す力
●これから何が起こるのかの未来を予見する力
●これから何を目指すのかのビジョンを提示する力
●何を為すべきかのコンセプトを提案する力
●未来予見、ビジョン、コンセプトを伝える力
●リスクに対して冷静に向き合える精神力
(これからの時代はリスクを他人任せにする方がかえって危険)
●以上のことにより変革の動きを生み出す力

これらの力(真の学力=人間力)を備えてこそ、生命力を持ったコミュニケーションができるようになり、物事に対して論理的に考え尽くした先に論理だけでは気が付かない直観へと到達できます。つまり、ロゴス(言語・論理)とパトス(感情・情念)の融合なのです。そして、それを身に付けることにより、21世紀の社会で真に活躍できる深い洞察力のある人材へと成長できるのです。
学生時代とは、決して目の前だけの現実にだけとらわれることのない、現実に流されることのない揺るぎない思想(人生観)(世界観)(歴史観)を持った一人の人間として確立する為の基礎を作る大切な時期なのです。
具体的なこれらの力を養うための
当スクールのカリキュラム
及び指導法は
に参加された際に
ご説明いたします。

B真の国語力をつける

 
以前、私が大手進学塾の教室長をしているときから、特に多いご相談が「国語の読解力をつけたいのですがどうすればよいでしょうか?」というものでした。そして、それはとても切実な悩みで、本を読むのは大好きなのに5年生になってから模擬テストをやるたびに国語の偏差値がどんどん下がっていき、最近では国語が嫌いになりかけているというのです。  
もちろん、塾では国語の問題集を一生懸命やっているのに、どうして成績が上がらないのでしょうか?  
それはそもそも、国語の問題集のみの学習によって読解力をつけようということに実はかなり無理がある。と私は考えています。  
国語の問題集といのは、過去の入試問題の寄せ集めで文章も切り貼りで、読解力を測るのには適していても、読解力を身につけるのにはむいていないのです。

 そこで私が考え、実際に当塾で実践している読解力をつける方法を以下に一部記します。

●本を丸ごと一冊、一緒に読み、その都度、問題を出して、ノートに解かしていく。
●記述力、文章力をつけていく。(漫画のあらすじを書いていく、その時に漢字や言葉を教え、使いながら語彙力を高めていく。)
●論理力をつける。(論理問題を使って、論理力を高めていく)
●論文を書く。(環境問題、情報社会など、テーマごとに区切ってその背景や知識、キーワードなどをレクチャーしてそのテーマの論点を明らかにし、意見を持たせていく。この勉強こそ将来につながっていきます。)

そして、もう一つ大事なことはコンステレーションを感じ取り、物語る能力(ストーリーテリング)を鍛えるということ。
あるテーマについて思いつくヒントやアイデアを思いつく限り次々と言葉にして表現し、客観化し、分類し、組み合わせるなどのやり方で新しいコンセプトを生み出し、そして、それを魅力的な「物語」として具体的なエピソードを語ることができるとき、相手を共感、共鳴させる真の国語力が身についたと言えるのです。

具体的なこれらの力を養うための
当スクールのカリキュラム
及び指導法は
に参加された際に
ご説明いたします。

C集中力を身に付けるには
(目の前の問題を乗り越える意志力を磨く)


ただ、漫然と授業を受けるのではなく、その日の自分自身のテーマを決め、何を自分は今日の授業で身に付けるのか。また、どこをどのように掘り下げるのか。というような問題意識を持って授業に臨んで頂きます。
そして、言葉によって徹底的に議論し考え抜いた果てに、言葉にならない直観(=知恵)が、心の奥底から浮かび上がってきます。これがまさに知識だけの経験を超えた体験となり、そのことにより、緊張した場に自分の身を置くことができるのです。そして、学問をすることの遠い果てに何を見つめるのか。自分のためだけでない、社会的貢献(将来に対するビジョン)をどれだけ意識し描けるのかが、最終的に勉強する本来のモチベーションとなり、そのことにより集中力も自然と高まっていくのです。

人間は過去でも未来でもなく現在しか生きることができません。だから悔いの残らないように一瞬一瞬を精一杯注意力を持って明日につながる反省(追体験の中から何かを学ぶこと)を繰り返しながら生きることにより、過去も現在も、そして未来も自分の人生の中でとても輝かしいわくわくするものとなっていきます。

そして、それは目の前の問題を乗り越える強い意志力を磨くことによって実現できるのです。

D格差社会での学びの役割


小学生のうちからテストの点数が気になるような教育を受けると、大人になっても学びの本当の面白さをなかなか知ることができなくなる。しかも他者を競争相手と考えると、ネガティブな競争意識が芽生える。

競争にはポジティブな競争とネガティブな競争がある。ポジティブな競争は自分自身との戦いである。これは、他人に刺激されても排除するのではなく、自分も一生懸命努力するという競争である。

しかしネガティブな競争は他人を排除しようとするから、全体の学力は低下してしまう。これと同じことは仕事にもいえる。仕事ができる他の人の足を出世のために引っ張るのではなく、競争して自分のスキルをアップさせ業績をあげる、そういう気持ちで働くと、その会社の業界でのマーケットが広がるだけでなく、社会全体のGDPを上げることにもなる。

ポジティブな競争の教育は、テストの点数を競わせる「外発的動機づけ」だけではうまくいかない。

他の人を思いやる優しさを育むためには、学ぶこと自体がおもしろくなる「内発的動機づけ」が大切である。
内発的動機づけの学びを続けるためには、学ぶことの面白さを知り、生涯学習の大切さがわかるようになることが最も大事なことなのです。

E問題解決型から着地点誘導型へ


環境工学の考え方にバックキャスティングというのがあります。
将来を予測する際に、持続可能な目標となる社会の姿を想定し、その姿から現在を振り返って今何をすればいいかを考えるやり方。目標を設定して将来を予測すること。地球温暖化のように現状の継続では食糧不足などの破局的な将来が予測されるときに用いられる考え方です。 教育においてもついつい環境を考える場合と同じで目先のことに気を取られがちです。
例えばテストのこと順位のこと。
しかし、明確なビジョンを持ち、今何をすべきかと真剣に考えて行動をしなければいつかは息切れし、破局をむかえてしまいます。
それは、環境を含めた社会が成長指向でなくなっているのに子供の学習にだけはそれをあてはめようとしても合わなくなってきているからです。

目の前の問題を解決するだけでなく、高い着地点(ビジョン)を決め、それに向けて持続可能指向で勉強を続けていくことが大切です。


知恵の館 藤井スクールは単科塾ではありません。
それは単なる受験技術だけを
教えるのではなく
全ての教科に
リンクしたものの考え方を持ち、
その上で心(mind)を鍛えることが
なにより最も重要だと
考えているからです。

 
★★★藤井 暉行 プロフィール★★★

○福岡県北九州市生まれ
○大学では現代哲学・現代思想を専攻。その後、大学院に進学し、社会学の研究に没頭。学問においてのものの考え方はほぼこの頃身に付ける。
○学生時代から長年にわたり大手進学塾で受験生の全教科の指導にあたる中、95年頃より個人的な指導の依頼が増え、2000年に知恵の館 藤井スクールを真の学力を鍛え上げる塾として開校。飽くまで看板は出さず広告宣伝も一切行わず、普通の塾とは一線を画す。


所在
東京都文京区千駄木2丁目
  電話03−3824−3272
<body bgcolor="#f5fffa"> <center><strong> <font color=red size=4>マインド・マップ</font><br> <table border="0" bgcolor="99ffff"> <tr><th> 低学年から発想力を伸ばす </th></tr> </table> </center><font color="#003300" size=2> <br> </center><font color="#003300" size=2>  中学年、高学年以降の論理力・表現力・思考力・コミュニケーション力を 養うには低学年は大事な時期です。<br>  かといって、その時期に難しすぎることをやらせすぎても、またその逆でも もちろんいけません。<br> <font color="red">子供の発想力を自由で豊かなものに育てることが最も大切なことです。</font><br>  当スクールでは、マインド・マップ(トニー・ブザンというイギリス人が考案した思考法) 作りを行うことにより、それを実現しています。<br>  マインド・マップとは、中央にテーマを書き、その周囲にテーマから連想したことを 放射状に書き込んでいきます。<br>  マインド・マップは人間の脳の働きを最も効率よく引き出すことができます。 <br><font color="red"> 目指せ!問題解決者(プロブレムソルバー) <br><br><font color="navy">  問題解決スキルの獲得には次の三つのことが必要です。<br> <br><font color="green"> 1:問題を発見するアプローチを知る<br> 2:考える姿勢や癖を身に付ける<br> 3:物事を変化させる信念と強固な意志を持つこと、です。 <br><font color="blue">   問題を発見するアプローチとは、事実情報を収集し、それを分析し、整理統合することです。言うと簡単ですが、まず発見された事実(情報を分析することで発見する)を共通項でくくり、それを要約し、要約されたものをさらに要約して結論を導き出す(統合する)ことをする。今まで起承転結の考え方しかしてこなかった人には、沢山の情報を要約していくという帰納法的な考えはなかなかなじめない。これは一朝一夕で習得できるものではないのですが、考える習慣や姿勢を続けることによって習得できるし、より高度なものの考え方が出きるようになります。問題解決者の目的は、変革をするところにあり、そのためには、考えを文章で表現し人を説得する。変革の阻害要因にくっせず、やり続けるためには強い信念と情熱が必要であり、考え方と同時に人間力を高めるための努力もやり続けなければなりません。 </html> <noembed>